変わらないようで変わっていく
2022年11月11日。
湯川屋さんの解体が進んでいる。
この数年で、温泉街から古い大きな建物がどんどん消えていて、景色が少しずつ変わっていくのを感じる。どれもこれもそっと無くなっていくので、「今の姿」も残せるうちに残しておきたいなという意識がいっそう高まる。

最近の大規模な廃屋の撤去は、「地域一体となった観光地の高付加価値化事業」という国の補助金事業の一環で、温泉旅館組合が主導で推し進めているもの。
今後は可能なら事前に情報をもらい、見納め会や思い出を話す会など、そういう取り組みを企画して、人々の記憶の中にある姿も残していきたい。
そんな風に思った。
お試しで3DCGモデル、作ってみた。
2022年11月12日。
先日の写真、そんなつもりで撮った写真だったわけではなかったけれど、3面揃っていたので手を動かしてモデルを作ってみることにした。裏面はGoogle Mapを利用して補完。

簡易マテリアルを設定して、看板やシャッターアートは写真からトリミングしてテクスチャとして配置。このくらいのデフォルメ感なら、作業量が多過ぎず、ミニチュアの愛嬌?もあって良い感じな気がする。


ついでにARにも挑戦

Adobeのアプリを利用して、机の上に出現させてみた。データサイズの関係もあり、いろいろ質感やテクスチャを省いたので質素な出来だけれど、あまりに簡単にできて驚いた…。
一通り作業内容も理解できて、心理的なハードルが下がった。

こちらは後日、解体された跡地に置いてみたさいのスクリーンショット。実物サイズ相当での配置も問題なくできそうだった。
ARの活用案
修善寺温泉が舞台のゲームブックとか良いかもと、ボドゲ好きの友人らと盛り上がった。湯けむり温泉殺人事件的なマダミスで、実際の名所や人物を絡めたストーリー展開×証拠品はARで細かく鑑定。現地で現場に足を運びながらでも、お家で観光気分も味わいながらでも遊べて云々…楽しそう。
デジタルアーカイブの作成を進める中で昔の温泉街の資料が手元に揃えば、時代設定は現代に限らずできそうかなとも思う。もし現代の設定でつくるなら、私は重要参考人か目撃者として登場したいな。
そんなこんなで、思いつきの3DCG作成、一旦終了。楽しい2日間だった。
[…] 湯川屋さんを3DCGで作ってみた+ARに挑戦 […]